アイスランドと羊のはなし

アイスランドラムはどのように生まれ、アイスランドで愛されてきたのでしょうか?

今回は原産国のアイスランド共和国とアイスランドラムの歴史についてご紹介いたします🙌✨

 

みなさん、アイスランド共和国という国をご存知ですか?

アイスランドは、人口約36万人のイギリスよりのもっと北にある北大西洋上にある島国です。

首都は、南西に位置するレイキャビク(reykjavik)🏠

国の面積は北海道よりやや大きい広さで、土地の20%は放牧に使用されています。

北極圏のすぐ南にあるので、オーロラが良く見られる国としても知られています。火山活動が活発な地域としても有名で、多くの温泉や間欠泉があるほか、豊富な地熱は発電などに利用されているそうです🌋💭

また、ジェンダー平等が進んでいる国であり、世界初の女性元首を産んだ国としても有名です。

 ■アイスランドのはじまり■

874年、ヴァイキングが現在のアイスランドに入植。はじめて人が島に住み始めました。その後、9世紀末から10世紀にかけて、ノルウェー人とスコットランドおよびアイルランドのケルト人がフェロー諸島を経由して移住しました。
長きに渡りノルウェーとデンマークによる支配下にありましたが、1944年に独立を果たしアイスランド共和国が誕生しました。

 

■アイスランドと羊■

アイスランドの土地は、溶岩の影響で痩せた土地が多く、厳しい極地の気候のせいもあり、動植物の生存にはとても厳しい場所でした。人が入植する以前は、陸の哺乳動物は北極キツネしかいなかったといわれています。874年のヴァイキングの入植とともに家畜が持ち込まれ、そのときに羊もアイスランドの地にやってきました🐑🌿

羊は厳しい環境のなかで貴重な食糧となり、寒さから身を守る衣類の原料ウールにもなりました。こうして羊は何世紀にもわたって、アイスランド人の生活を支えてきたのです🤝

アイスランドの羊たちは広々とした大地に放牧され、自由に過ごしています。

そしてハーブ🌱や花🌼、ベリー類🍓などを食べ、アイスランドの上質な水をのんで育ちます。そのため、肉に臭みがなく、日本で口にするようなラム肉とは一味も二味も違う風味豊かなコクのあるおいしさがあるのです✨

アイスランドラムの特徴はそれだけでなく、870年頃に持ち込まれてから今まで交雑がされていません!純血種なんですね。そのため、和牛のようにいろんな種があるのではなく、唯一無二の種のためアイスランドの羊は「ICELANDIC LAMB」(アイスランドラム)と呼ばれています。

1100年以上、羊とともに生活をしてきたアイスランドでは羊を使った伝統料理が数多くあり、ラムスープや、ステーキのほかにも、スヴィーズという羊の頭の料理や、血を使ったソーセージなど、羊を無駄にしない現地ならではのレシピもあります🍳

 

今回、アイスランド と羊の歴史、アイスランドラムの特徴をご紹介いたしました!日本ではなかなか見られない貴重なアイスランドラムの背景を知っていただけたら嬉しいです。

そして、ぜひEydisでアイスランドラムのおいしさをご賞味ください🍴✨

 

∽∽∽投稿スタッフの補足∽∽∽
▶アイスランドの羊が農民にとても愛されている光景は、アイスランドの映画「ヒツジ村の兄弟」で見事に描かれています。
映画「ひつじ村の兄弟」公式サイト (espace-sarou.com)
(予告編)
Rams Official Trailer 1 (2016) - Icelandic Drama HD - YouTube
(ビハインド映像)
Rams - Behind the Scenes - YouTube

 

▶「ザック・エフロンが旅する明日の地球」というドキュメンタリー番組のseason1でアイスランドの豊かな自然を生かしたさまざまな取り組みが紹介されていますので、ぜひ見てみてください!
(Netflixで観れます!)

 

参照
アイスランド基礎データ|外務省 (mofa.go.jp)
アイスランド - Wikipedia
アイスランドの動物たち | Guide to Iceland