秋の伝統的な収獲祭『Réttir』(レッティル)

生産は1年のうち秋の2ヶ月間のみ☝️

年中通して生産している産地が多いなか、アイスランドでは自然の季節の流れに沿った飼育サイクルが昔から続けられています🌍

春先に仔羊の放牧がはじまり、9,10月に収獲が行われます。

↓羊たちは自由に動き回り、自生するハーブや花、ベリーなど食べて育ちます🐑🌼

秋の収穫祭『Réttir』(レッティル)

9月に入ると『Réttir』(レッティル)と呼ばれる伝統的な収獲祭が各地域で行われます。収穫祭では、羊農家があつまり、アイスランドの地に散り散りになった羊たちをあつめていきます。

さて、放牧で色んなところへ自由に動き回っていた羊たちですが、どのようにあつめられるのでしょうか?

答えは、羊農家が牧羊犬を連れ、馬に乗り1週間ほどかけて羊たちを集め回ります🐑

Youtubeでもレッティルの様子がアップされているので、ぜひご覧ください。
動画はこちら


下の写真のような車輪型の囲いに羊と羊農家が集結します。
集められた羊たちを耳標で農家を識別し、仕分けする作業は羊農家の家族や親戚総出で行われます。


この収獲祭の最終日は農家以外の人々も集まり、盛大に祝賀会が開かれとても賑わう一大イベントになります🙌

 

↓農家のお母さんたちがアイスランドの伝統的な家庭料理のラムのスープ『Kjötsúpa(キョットスーパ)』を振舞う様子。『Kjötsúpa(キョットスーパ)』のレシピはコチラ

テントに『Kjötsúpa(キョットスーパ)』の文字が!「KAFFI」は、コーヒーのこと。

ここまで、アイスランドの秋の収穫祭『Réttir』(レッティル)をご紹介しました。

アイスランドにとって羊は、歴史をともに生活を支えてきた存在です。
そして、『Réttir』(レッティル)はアイスランド人にとって重要で大切な伝統行事、そして独自の文化となっています。

9月上旬各地でレッティルの様子を見ることのできるので、アイスランドに旅行に行かれる方はぜひ!